[JP] 韓国法人設立を海外から進めるには?|委任状・署名公証・アポスティーユを準備する前のチェックリスト
| 海外から韓国法人を設立するための委任状と公証手続き |
韓国で会社を設立したいけれど、現地へ行く時間がない。
海外に住みながら韓国法人を設立する外国人投資家や在外同胞の中には、このように考える人も少なくありません。
「委任状だけ送れば手続きできますか。」
「パスポートのコピーをメールで送れば十分ですか。」
実際には、このような質問をよく見かけます。
しかし、韓国へ入国しないで法人設立を進める場合は、どの書類を、どの順番で準備するかがとても重要です。
書類をすべて用意したつもりでも、公証や認証の方法が異なっていると、作り直しが必要になることもあります。
現地の公証人(Notary Public)を訪問する前に、基本的な流れを確認しておきましょう。
チェック1 委任状(Power of Attorney)は何のために必要ですか?
公的資料
委任状(Power of Attorney:代理権を与える書類)は、韓国で法人設立手続きを行う代理人に対し、設立登記などの必要な手続きを委任するために使用されます。
署名前には、氏名、パスポート情報、会社名、委任内容などが他の書類と一致しているか確認することが重要です。
わかりやすく言うと
例えば、アメリカに住みながら韓国法人を設立する場合、自分が韓国へ行かなくても、韓国の専門家へ設立手続きを委任できることがあります。
その際に使われる代表的な書類が委任状です。
委任状には、
- 誰が代理人なのか
- どこまで代理権を与えるのか
- どの法人設立手続きが対象なのか
などが記載されます。
名前の表記がパスポートと異なっていると、後から修正が必要になることもあるため、署名前の確認が大切です。
チェック2 代表者はどんな書類を準備しますか?
法人設立の形態によって異なりますが、代表者は就任承諾書や署名に関する書類を準備することがあります。
これらは商業登記に使用される重要な書類です。
海外で署名する場合は、日本や居住国で公証を受ける必要があるケースもあります。
どの書類が必要になるかは、設立方法や法人形態によって変わるため、事前に確認しておくと安心です。
チェック3 住所証明書は必要ですか?
代表者の住所を確認するため、住所証明書の提出を求められる場合があります。
状況によっては、
- 政府機関が発行した住所証明書
- 公証人の前で作成した住所に関する宣誓書
などが利用されることがあります。
「海外に住んでいるから住所証明は不要」
というわけではありません。
どの書類が認められるかは、設立方法や提出先によって異なるため、事前確認が重要です。
チェック4 パスポートのコピーだけで十分ですか?
パスポートは本人確認の基本となる書類です。
しかし、法人設立では単なるコピーではなく、認証を受けたパスポート写しが必要となる場合があります。
また、委任状やその他の書類に記載する氏名は、パスポートと完全に一致していることが望まれます。
イニシャル、省略、スペルの違いなどがあると、追加確認や修正が必要になることがあります。
そのため、最初にパスポート表記を基準として、すべての書類を作成する方がスムーズです。
韓国法人設立ではアポスティーユと領事認証のどちらが必要?
海外で作成した書類は、そのまま韓国で使用できるとは限りません。
認証方法は、書類を発行した国によって異なります。
公的資料
外国で作成された書類を韓国の法人設立手続きで使用する場合は、アポスティーユ(Apostille)または領事認証(Consular Legalization)が必要となる場合があります。
どちらが必要になるかは、書類の発行国や認証制度によって異なります。
わかりやすく言うと
「海外で公証を受けたから、そのまま韓国でも使える。」
と思われがちですが、それだけでは足りない場合があります。
例えば、
- アポスティーユ加盟国ではアポスティーユによる認証が必要となる場合があります。
- 加盟国ではない場合は、韓国大使館・総領事館で領事認証が必要となることがあります。
どちらの手続きになるかは、自分の国を基準に確認しておきましょう。
外国語の書類は韓国語翻訳も必要です
海外で作成した書類が外国語の場合、韓国で法人設立手続きを行う際には、韓国語訳の提出が求められることがあります。
「まず翻訳してから公証した方がよいですか。」
という質問もありますが、必要となる順序は書類や手続きによって異なります。
そのため、公証を受ける前に韓国側の担当者へ、
- どの書類を翻訳するのか
- いつ翻訳するのか
を確認しておくと、やり直しを防ぎやすくなります。
現地の公証人へ行く前に確認したいこと
公証予約の前に、次の点を確認しておくと安心です。
- 委任状の内容は韓国側で確認済みですか。
- パスポートと同じ氏名表記になっていますか。
- 自分の国ではアポスティーユと領事認証のどちらが必要ですか。
- 韓国語翻訳が必要な書類はどれですか。
- 韓国では原本提出が必要ですか。
これらを確認してから公証を受ける方が、書類の修正や再認証のリスクを減らしやすくなります。
韓国の担当者へ確認しておくと安心な質問
書類を作成する前に、次のような点を確認しておくと手続きが進めやすくなります。
- 私の場合、公証が必要な書類はどれですか。
- アポスティーユと領事認証のどちらになりますか。
- 韓国語翻訳が必要な書類はありますか。
- 認証済みのパスポート写しは必要ですか。
- 私の法人設立方法で追加書類はありますか。
まとめ
海外から韓国法人を設立する場合は、公証だけを準備すればよいわけではありません。
委任状、代表者書類、住所証明書、パスポート写しを適切に準備し、公証、アポスティーユまたは領事認証、韓国語翻訳まで含めた全体の流れを確認することが大切です。
現地の公証人を訪問する前に必要書類と認証方法を確認しておけば、韓国へ書類を送った後の修正や手続きの遅れを減らしやすくなります
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